m.2 ssd 外付けケースの選び方
以前にもネタにしたことがあるのですが、色々買ってみて気づいたことを改めてレビューします。
結論をまずお伝えすると、おすすめのm.2 ssdケースはこちらです。作りもしっかりしていました。
JMS583チップ品になりますが購入レビュー詳細はこちら。
UGREEN M.2 SSD 外付けケース CM559(15511) レビュー
これを選んだ理由は下記になります。
【m.2 ssdの種類】
使用する予定のm.2の種類を確認しましょう。ざっくり分類すると下記写真のNVMe、SATAの2種類です。
不安な場合はNVMe/SATA両対応用を選びましょう。
ちなみに古い規格のSATAはMax速度6Gbpsだと思われますのでケース側は10Gbps対応を買えばいいと思います。
【PC側USBコネクタの転送速度】
実は、これを正しく調べるのはけっこう面倒です。
かなりスペックの良いPCを使用している、Thunderbolt3/Thunderbolt4などの記載があるなど性能が明らかならば20Gbps以上のケースも選択肢に入ってきます。
ただ、特にこだわりがなければスペックとコストのバランスの良い10Gbpsのケースが良いと思います。
高級ゲーム機PS5のUSB端子でも10Gbpsなので、PS5と同世代程度のPCなら10Gbpsのケース狙いでいいかも。
【外付けケースのチップの選定】
2025/1現在で販売されている中で入手性が良いのはおそらくRTL9210、JMS583、ASM2362の3択です。
どれも大手の半導体メーカですので好みで選びましょう。選ぶのに困るなら新しいのでいかがですか?
IC型番 | メーカー | データシート初版発行日 | 対応m.2 |
RTL9210 | Realtek | 2019/12 | NVMe/SATA両対応 |
ASM2362 | Asmedia | 2018/9 | NVMeのみ |
JMS583 | JMicron | 2018/5 | NVMeのみ |
【外付けケースの放熱性】
電子部品、ECU基板設計の常識として「使用温度が10℃上がれば寿命が2分の1になる」または「使用温度が10℃下がれば寿命が2倍になる」とする経験則があります。アレニウスの法則、10℃2倍則などと呼ばれている法則です。
また、はんだ接合部に大きな温度差のサイクルが繰り返し印加されると金属疲労が蓄積され、やがて導通不良を引き起こします。寿命は熱に大きく依存しますので、放熱性のよさそうなものを選びましょう。
といっても大手メーカが製品として世の中に出しているならばそれなりの耐久試験をしているはず。気持ちの問題かもしれません。
予算的に選ぶ余裕があるならばケースの大部分がアルミ&アルミとサーマルパッドが密着する構造のものを選ぶと良いです。例えば下記のような構造の物です。
【メーカー】
大切なデータを保存するのでここで1000円程度ケチったが為に後で大きな後悔をしないようにしましょう。
安いのに飛びついて外れを掴まされないためにも、データが消えて悲しい思いをしないためにも自衛は必要。
有名メーカはたくさんありますが、私だったらおそらく下記の中から選びます。
・玄人志向(無線ルーターで有名な株式会社バッファローの関連会社)
・Ainex(PCパーツ屋でよく見かけるメーカ)
・CENTURY(裸族シリーズでジャンカーに愛用者が多いと思われるメーカ)
・UGREEN(モバイル機器に強み有、2023年にヨドバシカメラなど家電量販店で取扱開始されている。)
・ORICO(昔から外付けHDDケース等を製造しており気づいてないだけでお世話になっている方も多いのでは?)
という事で今回お勧めするのはこちらです。
もしよろしければ過去レビューメモもご参照ください。
UGREEN M.2 SSD 外付けケース CM559(15511) レビュー
UGREEN M.2 SSD 外付けケース CM400(90264) レビュー
玄人志向 M.2NVMe SSDケース KR-U3G2HUBHDMPD-M.2レビュー
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